UbuntuでRictyフォントを使ってみた。

最近WebのHTMLを触ることが多いので使いやすいフォントがないか調べてみた。
プログラマーのお気に入りのフォントとしてRictyフォントがあげられていた。

プログラミング用フォントRictyの紹介ページ
https://rictyfonts.github.io/

RictyはInconsolataフォントとMigu 1Mフォントを合成した等幅フォントだ。
合成には色々方法があるようだが私はUbuntuを使っているのでUbuntu/debian の方法で作成した。

先ず、FontForge のインストールをする。Ubuntuの端末から。
# apt-get install fontforge

次にInconsolataフォントとMigu 1Mフォントを入手する。

Inconsolataフォント
http://levien.com/type/myfonts/inconsolata.html
このサイトのOpen Type file からInconsolata.otfをダウンロードした。

Migu 1Mフォント
http://mix-mplus-ipa.osdn.jp/
このサイトの上部にある「MIGU」というアイコンをクリック。
表示されたサイトのMig 1Mの欄の「migu-1m-20150712.zip (約4MB) のダウンロード」をクリック。
migu-1m-regular.ttf と migu-1m-bold.ttfをダウンロードした。

落としてきたフォントをUbuntuにインストールする。
端末を開き管理者権限にする。
# sudo su -

nautilus(ファイラー)を開いてダウンロードしたフォントをフォントフォルダーにインストール(移動)する。
# nautilus

/user/local/share/fonts/ に入れる。

Rictyのページにあるリンクから ricty_generator.shシェルファイルをクリックして表示されたスクリプトをコピペしてテキストエディタに貼り付ける。名前をつけて保存する。 ricty_generator.sh

そのままだとシェルが動かないので管理者権限から起動したnautilusを使って、作成した ricty_generator.shを右クリックしてプロパティーを開く。そしてアクセス権タブを開き、実行を「プログラムとして実行可能」のチェックを入れる。

端末からシェルを実行する。
% ./ricty_generator.sh auto

するとRicty-Regular.ttf Ricty-Bold.ttf が作られる。

だが、このフォントは幅のプロパティが異常らしくて私の秀丸エディターなどでは倍幅になって使い物にならなかった。たまにこういうトラブルになるらしい。

Rictyのページをよく読むとこれに対する対策がきちんと記述してあった。

Rictyのページの上にあるファイルリンクのmiscをクリックすると os2version_reviser.sh というフォント幅の調整シェルスクリプトがある。

これをRictyジェネレータと同様な手順で実行可能なスクリプトにする。
# ./os2version_reviser.sh Ricty-Regular.ttf などの方法で変換する。

このできたフォントを再度、/user/local/shere/fonts/ に入れる。

最後にUbuntuに新たなフォントを認識させるコマンドを実行する。
% fc-cache -vf
これで完了。

作成されたフォントはWindowsにも登録可能なのでWindowsのフォルダーにコピーしたあとで右クリックからインストールするとよい。

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